ここでは、経歴や作曲方法など、すだっちのDTMライフをご紹介しています。
そもそも、なぜ作曲を始めたかと言いますと・・・。中学生の頃、TVゲームを開発するゲームデザイナーに憧れていました。当時のゲームデザイナーは、シナリオからグラフィック、音楽やプログラムまで、幅広い知識と技術が必要だったので、グラフィックと音楽とプログラムを趣味で始めたわけです(シナリオはすぐに挫折・・・)。
小学校の頃、ファミリーコンピュータと運命の出会い(?)をし、ゲーム三昧の日々を送ることに・・・。特にコナミのゲームサウンドに惹かれ、ラジカセに向かって口笛を吹いて録音するという、作曲めいた事をしていました。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム(?) | ラジカセ |
シーケンサー | なし |
音源(?) | 口笛(単音) |
インターフェイス | なし |
スピーカー | ラジカセのスピーカー |
中学3年の時、DTMを初体験(?)しました。シーケンスソフトはファミコンディスクシステムのファミリーコンポーザー。音源はもちろんファミコン本体内蔵のPSG3音、いわゆるピコピコ音でした。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | 任天堂ファミリーコンピュータ+ディスクシステム |
シーケンサー | ファミリーコンポーザー |
音源 | ファミコンの内臓音源(PSG3和音) |
インターフェイス | ファミコンのコントローラー |
スピーカー | テレビのスピーカー |
高校に進学してから待望のMSX2 FS-A1Fを購入し、MuSICAというツールでMML(MusicMacroLanguage)を入力して曲を作成していました。音源はMSX2内臓のPSG3音と、ドラム用のノイズ1音。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | Panasonic MSX2 FS-A1F(MSX-DOS) |
シーケンサー | MuSICA |
音源 | MSX2内臓音源(PSG3和音) |
インターフェイス | MSX2キーボード |
スピーカー | テレビのスピーカー |
その後、MSX2にFM-PACという音源カートリッジを接続し、FM音源で作曲を開始したものの、作曲する際にシンセの知識が必要になっきたため、理解できず挫折・・・。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | Panasonic MSX2 FS-A1F(MSX-DOS) |
シーケンサー | MuSICA |
音源 | Panasonic FM-PAC(FM8和音) |
インターフェイス | MSX2キーボード |
スピーカー | テレビのスピーカー |
当時、憧れのX68000 SUPERをローンで購入して、Music Pro 68kで作曲を再開しました。音源はX68000内臓のAD-PCM8音。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | SHARP X68000 SUPER(human68k) |
シーケンサー | MUSIC Pro 68k |
音源 | X68000内臓音源(AD-PCM8和音) |
インターフェイス | X68000のキーボード |
スピーカー | コンポのスピーカー |
なんとなく中古で購入したPC-9801DAで作曲する為に、初のDTMパッケージを購入し、ハードウェア音源SC-55mkⅡでMIDIを始めました。が、楽譜が読めない為、Ballade3での作曲に苦戦し、あまり作ることが出来ませんでした・・・。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | NEC PC-9801DA(MS-DOS 3.3d/5.0a) |
シーケンサー | Ballade3 |
音源 | Roland SC-55mkⅡ(GM/GS音源) |
インターフェイス | Roland MIDI Contoroler PC-180 |
スピーカー | コンポのスピーカー |
その後、X68000用のステップ入力シーケンサーSTed2に出会い、X68000での作曲を再開しました。STed2は、当時PC-9801で人気だったレコンポーザをそのまま移植したフリーソフトで、使いやすさはピカイチでした。音源はPC-9801から繋げ替えたSC-55mkⅡ。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | SHARP X68000 SUPER(human68k) |
シーケンサー | STed2 |
音源 | Roland SC-55mkⅡ(GM/GS音源) |
インターフェイス | X68000のキーボード |
スピーカー | コンポのスピーカー |
バイト先の近所で見つけた中古のMSX turboR FS-A1STを衝動買いしました。CPUが28MHzで、FM音源内臓という(当時としては)高機能マシンで、快適さ&懐かしさを求めて作曲してみるも、やはり音質がAD-PCMやMIDI音源には到底かなわず、そのままお蔵入りとなりました・・・。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | Panasonic MSX turboR FS-A1ST(MSX-DOS) |
シーケンサー | MuSICA |
音源 | MSX turboR内臓音源(FM8和音) |
インターフェイス | MSX turboRのキーボード |
スピーカー | テレビのスピーカー |
更には、タダでもらったMS-WINDOWS 3.1搭載ノートパソコンDynaBook SS425にSC-55mkⅡをシリアル接続し、モバイル環境を作ってみました。盆に父親の里帰りで1度使っただけでしたが、作曲用の携帯型パソコンがあるといいなぁと思っていました。今では、ノートパソコンにシーケンスソフトとソフト音源入れてモバイル環境が簡単に構築できるんですよね。。。いい時代になったもんです。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | TOSHIBA DynaBook SS425(MS-WINDOWS 3.1) |
シーケンサー | Ballade3 |
音源 | Roland SC-55mkⅡ(GM/GS音源) |
インターフェイス | DynaBookのキーボード |
スピーカー | DynaBookのスピーカー |
Windows95発売時はWindowsに全然興味が無かったのですが、翌年Windowsパソコン(自作DOS/V)を購入。レコンポーザのWindows版であるレコンポーザ98Liteで作曲を始めた・・・のですが、キーアサインがSTed2と微妙に異なり挫折。X68000のSTed2へ逆戻り。このころ、データ入力用のMIDIキーボードPC-180と、スピーカーMA-4を購入。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | 自作DOS/V(Windows95~98) |
シーケンサー | レコンポーザ98Lite |
音源 | Roland SC-55mkⅡ(GM/GS音源) |
インターフェイス | Roland MIDI Contoroler PC-180 |
スピーカー | Roland MA-4 |
東京へ遊びに行ったついでに秋葉原で2つ目のDTMパッケージを購入しました。音源がSC-55mkⅡからSC-8850に、シーケンサーがSingerSongWriter5.0になり、STed2の呪縛から開放されました・・・(^ー^;)。同時にX68000はお蔵入り・・・。
その後、中古のMIDIコントローラーALLIGUITARを中古で購入してギターパートの入力に使用しましたが、操作に慣れないうえ、実質的にアップ/ダウンストロークしか入力できない為、あまり使わなくなりました・・・。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | 自作DOS/V(Windows98SE~XP Professional) |
シーケンサー | SingerSongWriter5.0 |
音源 | Roland SC-8850(GM/GS音源) |
インターフェイス | Roland MIDI Contoroler PC-180 KAWAI ALLIGUITAR |
スピーカー | Roland MA-4 |
また、このころ新幹線移動を伴う長期出張が続いたので、出張先の日本橋で携帯シーケンサーQY-70を購入し、新幹線や宿泊先のホテルで作曲を始めました。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | YAMAHA QY-70 |
シーケンサー | YAMAHA QY-70内臓シーケンサー |
音源 | YAMAHA QY-70(GM/XG音源) |
インターフェイス | YAMAHA QY-70鍵盤 |
スピーカー | ヘッドフォン |
遂に三十路。作曲方法を「コード進行を作成してからをメロディ乗せる」方法に変更しつつあります。そのせいか、徐々に音楽理論が理解できるようになってきました!。
また、最近流行のループシーケンサー(の無料版)ACID4.0 Expressで、オーディオ素材による作曲も勉強し始めています。でも、DOS/Vのスペックがショボイいので、本格的なDAWソフトやVSTは使えません。来年辺り、パソコン買い換えたいなぁ~。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | 自作DOS/V(WindowsXP Professional) |
シーケンサー | ACID4.0 Express |
音源 | オーディオ素材 |
インターフェイス | DOS/Vのキーボード |
スピーカー | Roland MA-4 |
また、子供の為にCASIOのキーボードLK-280 CDTVを購入。インターネットから曲データをダウンロードしてキーボードで練習する事が出来るんですが、実は、自作MIDIデータを専用フォーマットに変換することで、自作曲も練習できてしまうのです。USB端子が付いているので、外部GM音源としても使えるようです。
項目 | 仕様 |
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プラットフォーム | CASIO LK-280CDTV |
シーケンサー | なし |
音源 | LK-280CDTV内臓音源(GM音源) |
インターフェイス | LK-280CDTVの鍵盤 |
スピーカー | LK-280CDTVのスピーカー |
名称 | 詳細 |
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自作DOS/V | Celeron800MHzという非力なCPUですが、周辺機器は十二分に揃っているので重宝しています。サウンドカードはPC97対応の古いもで性能は低いですが、オーディオを扱う訳ではないので十分です。 |
SHARP X68000 SUPER | ![]() マンハッタンシェイプと呼ばれるツインタワー縦置きパソコンで、すだっちの一番お気に入りのパソコンです。当時はグラフィック・サウンド共に高性能を誇り、CPUもモトローラーの68000を使用していた為か、かなりコアなファンがいる一品です。 |
NEC PC-9801DA | 元国民的パソコンのひとつで、PC-9801RAにFM音源のサウンドボードを内蔵した上位機種です。MIDIインターフェイスは装備していない(別売り)ので、SC-55mkⅡをシリアルケーブル接続していました。 |
MSX TurboR | MSX、MSX2、MSX2+と続いたMSXシリーズ最終バージョンとも呼べる機種です。CPUは当時のPC-9801よりも早いR800でしたが、トータル性能が低い為、CPU性能を活かしきれていなかったと思います。FM音源を内蔵していた点はよかったのですが、すでに時代の流れに取り残されておりました。 |
MSX2 A1-F | MSX2初の3.5インチFDD搭載機です。音源はPSGだけなので、FM-PACカートリッジを差してFM音源化していました。 |
任天堂 ファミリーコンピュータ+ディスクシステム | ![]() いわずと知れたファミコンです。音源はPSGのみですが、ディスクシステムのRAMカートリッジに音源チップを内蔵していると聞いた事があります。 |
名称 | 詳細 |
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FM PAC | MSX用のFM音源拡張カートリッジです。このカートリッジをスロット2に挿すと、スロット1に挿したPSG音源のゲームの音楽がFM音源に変わるのです。 |
Roland SOUNDCanvas SC-8850 | ![]() ローランドが誇る最強のDTM音源!です。GM/GSに加えGM2にも対応し、同時発音数128音の高性能機です。が、確かに性能は高いのですが、オーディオインターフェイス搭載の後継機に押され、いまいち影が薄い存在です。 |
Roland SOUNDCanvas SC55mkII | ![]() GM/GS対応DTM音源の傑作機です。MIDIの普及に大きく貢献したと記憶しています。 |
YAMAHA QY70 | ![]() GM/XG音源を搭載したステップ入力の携帯シーケンサーです。使いやすいインターフェイスとXG音源、シリアルやMIDIでのパソコン連携、コード入力による自動トランスポーズ、単三乾電池×6本で駆動可能、20曲保存可能なメモリなど、夢の機器です。ただし、ピッチベンドの入力は困難を極めます・・・。 |
名称 | 詳細 |
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KAWAI ALLIGUITAR | ![]() ギターパート入力に特化した入力機器で、様々なストロークやスピードの設定が可能です。ただし、リアルタイムでの入力は厳しいものがあり、やはりギターパート入力には、実際にギターを演奏するしかないと実感させられました・・・。 |
Roland MIDI Contoroler PC-180 | ![]() 49鍵のMIDIキーボードです。エンコーダーやスライダーなどは付いていない古い機種ですが、音取りやステップ入力には必須アイテムです。 |
名称 | 詳細 |
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Roland MA-4 | ローランドのスピーカーです。DTM用なので場所をとらず、それなりに音質が良ければよいので、このくらいのもので十分です。 |
名称 | 詳細 |
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ファミリーコンポーザー | ![]() ファミコンディスクシステムで発売されたピアノロール入力方式のシーケンスソフトです。確か3曲まで保存できた記憶があります。ファミコンのコントローラーでの入力なので、あまり細かい事は出来ませんでした。 |
MusicA | MSXでMMLと呼ばれるアルファベットと数字の組み合わせをワープロのように入力して作曲するツールです。プログラミング感覚で作曲できるので、当時としてはかなり使いやすかったです。 |
SingerSongWriter5.0 | Windows用のシーケンサーで、数値入力、ステップ入力、リアルタイム入力、音符入力が可能な高機能シーケンサーです。現在最新バージョンは8.0VSで、オーディオ編集も可能となっています。 |
レコンポーザ98Lite | Windows用の数値入力方式のシーケンサーです。数値入力による細かい打ち込みが可能で、プロでも使用している方がいた程人気でした。ただし、このWindows版よりは、PC-9801のMS-DOS版の方が操作性が良いそうです。 |
Ballade3 | PC-9810のMS-DOS用の、音符入力方式のシーケンサーです。マウスで音符を置いて作曲していきます。 |
MUSIC PRO X68k | X68000用の音符入力方式のシーケンサーです。 |
Sted2 | X68000用の数値入力方式のシーケンサーです。レコンポーザーを移植したフリーソフトで、使い勝手はかなりよいです。現在ではLinux版もあるようです。 |
ACID4.0 Express | オーディオループ素材を切り張りして楽曲を組み立てるシーケンサーACIDの無料版です。トラックは10までに制限され、エフェクトも制限されていますが、お遊びにはちょうど良いです。 |
自宅で落ち着いて作曲する、SC-8850を核にしたノーマルな構成です。シーケンス作業をパソコン上のSingerSongWriterで行ない、USBケーブルで接続したSC-8850を経由してスピーカーに出力しています。また、音程の調整やコードの入力に、MIDIキーボードPC-180を使用しています。
携帯シーケンサーQY-70をメインで使用して作曲する場合の構成です。QY-70は単三乾電池6本で稼働する携帯シーケンサーで、鍵盤風のボタンとヘッドフォン端子を装備している為、コレ一台でどこでも作曲できます。ただし、音源部分はYAMAHA MU50と同等のXG音源であり、音色数の物足りなさカバーしたり、公開した際の再現性を確保したりするには、一度パソコンに転送してGM/GS音源対応にアレンジし直す必要があります。
パソコンにデータを送信するには、QY-70のMIDI OUTとSC-8850のMIDI INをMIDIケーブルで接続して、付属の転送ソフトQY Filerでパソコンに転送します。転送後はSingerSongWriterなどでアレンジし、SC-8850で演奏出来るようにしていきます。(実はここが一番大変・・・)
ちょっと贅沢な使い方ですが、QY-70の鍵盤をMIDIキーボード代わりとして使う事もできますので、PC-180の様に49鍵もあると邪魔くさい場合には重宝するかもしれません。
生楽器の雰囲気を出すのが最も難しいギターパートをALLIGUITARで入力する場合の、ちょっと(かなり?)無理がある構成で、準備が大変です。
まずは、SingerSongWriter5.0上のトラック30あたりに「コード進行用トラック」を用意し、ピアノで3和音を入力していきます。次に、パート2の出力先をMIDI OUT2にします。この状態で演奏すると、トラック30の演奏データがALLIGUITARへ送信されるようになります。さらに、ALLIGUITARでMIDI INからの入力をコード変換する設定を行ない、MIDI INで受信した情報をコード情報と認識させるようにします。次に、録音するギターパート(パート1の任意のトラック)を録音状態にし、ALLIGUITARのトラック設定をギターパートのトラック番号に合わせます。最後にSingerSongWriterの録音ボタンを押下すると、トラック30に入力したコードに沿って、ALLIGUITARのコード設定が変化し、パッドを叩くとそのコードにあったノートがMIDI INから出力されて、SC-8850経由でSingerSongWriterのギターパートに録音されていきます。
ただし、ストロークのスピードはボタンで変更する必要がある為リアルタイムで変更できません。またチョーキングやスライド、ハンマリングなどは入力できません・・。あくまでも、アップ/ダウンストロークのみです・・・。