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パソコンをパワーアップしよう!
(ブーム時期:2001年9月~2001年11月)

Celeron300MHzという3年近く前のパソコンを、WindowsXPが快適に動くマシンにしよう!という 目的で調べまくりました。Asustek社のP2B-FマザーボードにPentiumⅢやCeleronを搭載したい方、参考にしてください。

やっぱり新しいもん好き!

2001年11月16日、WindowsXP発売。

WindowsNT/2000のカーネルを引き継ぐ新OSは、WindowsMeや98で頻繁に発生するリソース不足に悩まされてきたすだっちにとって、ぜひとも手に入れたいOSでした。推奨動作環境を確認したところ、CPU 300MHz以上、メモリ 128M以上とのこと。快適に動くにはCPU 500MHz以上だとか。某雑誌には1GHzくらい無いと新しいGUIでは重いとか・・・。つまり、うちのCeleron300Aでは快適に使えない・・・。リソース不足か重い操作感か・・・。どっちも嫌だーーーー!。GUIをクラシックにすれば1割程軽くなるそうだが、今後のWindowsがこのGUIになっていくのであれば、今のうちに慣れておくべきである。こうなったら、うちのマザーボード(M/B)で搭載可能な最速CPUをのっけたる!と意気込んで、久しぶりにDOS/V関係の雑誌を購入。

やっぱり、うちのマシンはしょぼい・・・

ここでカルチャーショク!。Pentium4搭載マシンが100,000円を切っている!。安いショップブランド品は39,800円!。最近、親がパソコンを欲しがっているので、自分のマシンを50,000円位で売って新しいの買おうかと思っていたのだが・・・、そんなの、詐欺じゃん・・・。

まぁとりあえずどんなCPUが搭載できるのか調べて見ることにしたわけです。まず、自分のM/BはAsustekのP2B-Fで、PentiumⅡ又はCeleron用を搭載可能である結構古いものである事を確認。(^_^;)このM/BはSlot1モデルなので、AsustekのS370という変換カードを挿して、これにSocket370Celeron300Aを載せている。(FSBを66MHz、倍率を5.5倍にして375MHzで動作させている。俗に言うオーバークロック。)このM/Bはベースクロック(FSB)を66MHzと100MHzに設定できることを確認。(124MHzや133MHzにもできるらしいが、チップセット(Intel 440BX)の規格外だそうで・・・。)M/BのリビジョンはRev.1.00。BIOSのバージョンが1011だったので、1013へアップデート。

とりあえずここまでやっておいて、後はよく分からないので、インターネットで調べてみることに・・・。

調査結果

調査の結果、、、

  1. P2B-FにはPentiumⅢも搭載可能だとか。ちょっと嬉しいぞ。
  2. PentiumⅢはコアの違う3種類がある。(テュアラティンカッパーマインカトマイ
  3. Celeronもコアの違いで3種類ある。(テュアラティンカッパーマインカトマイ
  4. カッパーマインコアのPentiumⅢやCeleronは必要な電圧が1.65Vである為、M/Bが1.65V以下に設定できないとダメ。
  5. P2B-Fでの倍率設定は自動的にやってくれる。

カトマイは古く、高クロックのものがないので、パス。テュアラティンはBIOSアップデートしても対応出来ないので、パス。というわけで、カッパーマインコアのPentiumⅢかCeleronに絞る、というか絞らざる終えない。

ところで、P2B-FというM/B。バージョンによってはカッパーマインCPUを載せることができないそうだ。これをクリアしないと意味が無い。カッパーマインコア電圧である1.80V未満の電圧を発生できるかがカギらしい。調べ方はM/BのAXT電源コネクターのすぐ横に実装されている電源コントローラーのチップの表面に書かれている型番が「HIP6019BCB」は対応しており、「HIP6019CB」は対応していないとのこと。すだっちのは「HIP6019BCB」だったので、ほっと一息。で、インターネットで見た体験談等から、以下のCPUに絞った。

さて、ここで市場調査。一体欲しいCPUはいくらするのか?。名古屋の大須でチェック!。

この期に及んで20,000近く出してパワーアップするのもバカバカしい ので、ちょっとCeleronに傾く。Celeronは今や1GHzを超える。 カッパーマインコアなら1GHzでも載るのでは?と思い、調査してみた。(FSB100MHz×10倍で1G。P2B-Fは8倍までしか設定できないが、倍率は自動で設定されるので、10倍になるかもしれない。)

CPUの形状の違い

そこでふと気が付いた。SEPPとかPPGAとかFC-PGAとかSECCとかSECC2とか・・・。なんじゃそら。SECCはSlot1、PPGAはSocket370っていうのは知っていたけど、SEPPとかFC-PGAとかSECC2って???。しかも頻繁に出てくる変換カードの型番S370-DL。うちのはS370。"-DL"が付いてないけど何が違うんだ?。intelのサイトで調べてみると、どうやら物理的に形状が違うらしい。Celeron300AはPPGAとSEPPと2種類あるらしい。NIFTYのASUSフォーラムを覗いてみると、あったあった。

すだっちのは、「Socket370のCeleron300A」なわけだから、PPGAのようだ。(インテルのサイトによると、CPUのPRODUCT-CODEで分かるらしい。すだっちのCeleron300AのPRODUCT-CODEは「BX80524P300128SL35Q」。最後のSL35Qで区別が付くそうで、やっぱりPPGAでした。)ということは今挿さっている変換カードはSlot1をPPGAのSocket370に変換するものなわけですね。S370-DLはSlot1をFC-PGAのSocket370に変換するものなんだ。。。もう少し調べてみると、S370シリーズにもいろいろあるみたい。

う~ん、奥が深い。って事はCeleronを購入する際に変換カードも購入しなければいかんのか!。2,3件、郊外のパソコンショップへ行ってみたが無い。と思っていたら、名駅のツクモに変換カードがあった!。2,300円程。が、こんどは載せられるPentiumⅢが無い。Celeronはあったが、ふと気になる事が・・・。

CPUのステップの違い

どっかのサイトで「CステップはOKだけど、Dステップはダメ」と書いてあったのを思い出した。店員に聞いても、新しく買ったほうがいいと言われるにきまってるから、とりあえず何も買わずに帰宅。またまたインターネットで調べてみる。

ステップとは結局のところ、カッパーマインとかテュアラティンみたいなCPUコアの違いらしい。CステップからDステップに変わったことによって、CPUの中身が変わって、電圧設定やBIOSを新しく変更しないといけなくなっているそうな。最近出回っているCPUはたいていDステップだそうです。でもDステップでも動くP2B-Fもあるらしい・・・。で、ツクモにあったCeleronがCステップなのかどうか・・・・。店頭で確認するしかない・・・。

というわけで、またツクモへ行ってきました。Celeron800MHzはCステップで、Celeron850MHzはDステップでした。たまたま探し求めていたSlot1<->Socket370変換カードもあったので、CPUと変換カードを迷わず購入。ついでにOEM版のWindowsXP Professional + Plus!も購入!。(ちょっと衝動買い。カードで清算。)

とりあえずデュアルブートできるようにWindows98SEとは別のドライブにWindowsXPをインストール。意外な事にCeleron300MHzでも快適に動くではないですかぁ。でも、いくつかソフトをインストールしてみると、やっぱりちょっと重い気がしてきた。とりあえず、ベンチマークだけ取っておいて、ついにCPU交換となりました。

は、はえぇ~!

ファンの取り付けに苦戦しつつも、なんとかCPU乗せ替えに成功。M/Bのジャンパーを設定。ベースクロックを100MHzに、倍率を8倍に。変換カードのジャンパーも設定。電圧は1.7V、ベースクロックは100MHz、CPU TypeはFC-PGA(Single)、チップセットは440BX(Single)に。そして電源ON!。起動時のCPUの表示も「Celeron 800MHz」になってる!。ベンチマークも以前の倍に!!。アプリの起動も速くなった!!!。WindowsXPも快適に動く!!!!。

M/BがメジャーなAsustekのP2B-Fだった事が良かったのでしょうが、インターネットと雑誌の情報だけで解決できました!。早くブロードバンドしたいなぁー。最近は「28.8kモデムだよ」って言うと笑われるし・・・。

では、CPU乗せ替え奮闘紀はこれにて!。

追記(2005年7月1日)

我がPCは、未だ上記構成でがんばっています(さすがにADSLには変わっていますが・・・)。シーケンスソフトで曲を再生したり、画像加工ソフトで大容量の画像にフィルタをかけるとかなり重くなりますが、実用十分です。ネットゲームやビデオ視聴をしないから良いのでしょうが・・・。次は、BTXベースのキューブPCを狙っています。AOpenのCube Miniが大本命!。発売が楽しみです。